前ヘビー級統一王者アンディ・ルイスが復活に布石
カネロのトレーナー、レイノソ氏とタッグ
2020年5月11日 13時30分
2020年5月10日 11時00分
世界中から一目置かれるアメリカの老舗ボクシング誌「ザ・リング」のオリジナルランキングを読む企画の第10弾。今回は日本人になじみの深いS・フライ級だ。井岡一翔がWBO王者に君臨し、4階級制覇を狙う田中恒成(畑中)が殴り込みをかける階級である。
■S・フライ級(52.16キロ以下)
C フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ=WBC王者)
1 シーサケット・ソールンビサイ(タイ)
2 ローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア、WBAスーパー王者)
3 井岡一翔(DANGAN AOKI=WBO王者)
4 ジェルウィン・アンカハス(比=IBF王者)
5 カリド・ヤファイ(英)
6 アンドリュー・モロニー(豪=WBA王者)
7 フランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)
8 ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)
9 カルロス・クアドラス(メキシコ)
10 ジョシュア・フランコ(米)
チャンピオンに認定されているエストラーダはこのクラスで最も高い評価を得ている。昨年4月、際どい判定で第1戦を落としたシーサケットにリベンジして2階級制覇を達成。故障がちなのは気になるが、確かな技術を持つメキシカンだ。
現在は8年前のL・フライ級時代に敗れたロマゴンとの雪辱戦を希望している。その前に、王座返り咲きを目指す元WBC王者クアドラス(9位)との防衛戦が内定と報じられているが、はたしてどうなるか。
1位のシーサケットは17年、当時無敵を誇ったロマゴンに連勝、第2戦では4回KO勝ちして世界を驚かせた。エストラーダにも1度勝っているから、無冠になったとはいえ1位にどどまっているのは納得か。
今年4月にエストラーダ戦以来の試合が発表されたものの、新型コロナウイルスの影響で立ち消えに。ロマゴンがリベンジを求めていることもあり、まだまだトップ戦線で重要な役割を果たしそうだ。
王座陥落、ひざの手術などで落日のムードが漂っていたロマゴンは2月、カリド・ヤファイに完勝して世界王座に返り咲き、完全復活をアピールした。ミニマム級からクラスを上げ、S・フライ級にきて「階級の壁にぶつかった」と思われたが、それを克服したと思わせるヤファイ戦だった。
エストラーダ、シーサケット、井岡らトップ選手がその首を狙っており、次の対戦相手がだれになるのか注目される。
4階級制覇の井岡は4位。昨年12月のシントロン(8位)戦は、技巧派サウスポーに苦しめられたが、ハートの強さと対応力の高さを発揮してベルトを死守した。他団体王者との統一戦を希望しているが、WBOは指名挑戦権を得ている田中との試合をオーダーしており、まずは日本人対決に全力を注ぐことになりそうだ。
アメリカを主戦場にする4位アンカハスはIBF王座を8度防衛し、足掛け5年にわたり王座を守っている。狙うは当然ビッグマッチ。それがダメなら王座返上、階級アップもあるかもしれない。ロマゴンに敗れた5位ヤファイは既に階級を上げての再起を表明している。
無敗のWBA王者モロニーが6位、かつて高山勝成と対戦した元ミニマム級2冠王者ロドリゲスJrが7位に続く。
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