メキシコの大手サンフェルプロモーションのフェルナンド・ベルトラン氏は8日、6月に傘下の世界チャンピオンが出場する無観客試合を開催すべく最終調整に入っていると明かした。ESPNの取材に答えている。

　会場はTVアステカのスタジオが候補。ベルトラン氏は「私たちは最終的な詰めを行っており、いずれ正式な発表ができる」と自信満々にコメントし、具体的なスケジュールと出場候補選手まで話した。

　それによると、6月6日にWBO･S･バンタム級王者エマヌエル・ナバレッテ、13日がS･ライト級ホープのオマール・アギラール、20日が元WBCバンタム級王者のルイス・ネリ、27日がWBC･S･フェザー級王者のミゲール・ベルチェルトとWBO･L･フライ級王者エルウィン・ソト─というラインナップ。ナバレッテとベルチェルトの試合は世界タイトルマッチにならないとも報じている。

　メキシコでは元世界王者のカルロス・モリナが5月23日、国内で自主興行の開催を発表しているが、サンフェルの興行が実現すれば、大手プロモーションによる本格再開の足掛かりとなりそう。アメリカでも大手のトップランクが6月の無観客試合を計画しており、こちらも世界チャンピオン級を出場させる計画だ。