元WBCバンタム級王者ルイス・ネリ（メキシコ＝写真）のリング復帰が内定した。ネリは７月18日、米国の有料ケーブル、ショータイムが中継するイベントに抜擢された。相手は前回対戦する予定だったアーロン・アラメダ（メキシコ）。試合会場等はまだ未定。米国メディアが伝えた。

　ネリ（30勝24KO無敗）は昨年11月、エマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）とのWBCバンタム級挑戦者決定戦が組まれたが、計量でリミットオーバー。再計量を拒否し試合はキャンセルとなった。

　今年3月28日、アラメダと対戦する運びだったが、新型コロナウイルス感染症拡大でイベントは中止になった。最後にリングに立ったのは昨年7月のフアン・カルロス・パヤノ（ドミニカ共和国）戦で1年ぶりのリングとなる。

　ネリは現在、カネロ・アルバレスのエディ・レイノソ・トレーナーに師事。先月半ばからレイノソ氏の地元グアダラハラで調整を行っている。たび重なる体重オーバーや薬物疑惑でスキャンダルまみれのネリが、売れっ子トレーナーの下で再生できるか注目される。

　アラメダ戦はS･バンタム級で、WBCかWBO同級挑戦者決定戦として行われる可能性がある。アラメダ（26）もこれまで25勝13KO無敗。ネリには楽な試合にならないと予想される。

　同じリングで昨年、現WBCヘビー級王者タイソン・フューリー（英）とフルラウンド戦ったオト・ヴァリン（スウェーデン）が出場を予定している。