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父治療の恩返し スタッフのストレス解消に一役

元ミドル級王者エンダム 病院でボクシング教室 
父治療の恩返し スタッフのストレス解消に一役

2020年6月9日 11時06分

 日本で村田諒太(帝拳)と2度ファイトした元WBAミドル級王者アッサン・エンダム(フランス=写真)が世話になっている地元のヴィルヌーヴ=サン=ジョルジュ病院のスタッフにボクシングのレッスンを施した。AP通信などが伝えている。

 記事によるとエンダムの父親が新型コロナウイルスに感染して同病院に入院。エンダムは父親をケアしてくれている病院のスタッフに報いようと、ボクシング教室を教えることを考え付いたという。

 エンダムは「モノは残らないので、何か記憶に残るようなことをしたかった。病院のスタッフは困難な状況に立ち向かっている。ボクシングで元気を出し、ストレスを取り除いてほしい」とユニークな恩返しの意図を説明している。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、病院のスタッフは長時間労働や精神的なプレッシャーで疲弊している。元世界王者の贈り物は病院側にも好意を持って受け取られているようだ。

 現在36歳のエンダムは2017年に村田とのWBA王座決定戦に判定勝ち、ダイレクトリマッチで敗れ王座から陥落した。18年に復帰してマーティン・マーレイ(英)に勝利したものの、昨年はS・ミドル級に進出し、WBA同級スーパー王者カラム・スミス(英)、フェドール・チュディノフ(ロシア)に連敗している。

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