告知 ビート2月号好評発売中 表紙は井岡×田中
名物企画 さらば王者「ADIOS! CAMPEON 2020」
2021年1月17日 7時59分
2021年1月16日 19時39分
OPBFウェルター級タイトルマッチが16日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ presented by SLUGFEST」のメインで行われ、挑戦者12位の豊嶋亮太(帝拳)が王者の長濱陸(角海老宝石)に3-0判定勝ちで新チャンピオンに輝いた。スコアは115-112、116-111、117-110。長濱は初防衛に失敗。
今年2月、クドゥラ金子(本多)との王座決定戦を制して王者となった長濱の初防衛戦。挑戦者の豊嶋が積極的に左フックを打ち込み、持ち前の攻撃力で王者を脅かしてみせる立ち上がり。長濱は得意のジャブ、左ボディで対処した。
両者ともにガードをしっかり意識し、引き締まった試合になった。長濱は右ストレート、左ボディを軸に試合を組み立て、豊嶋はジワジワと前に出ながら、左フック、右ストレートを狙っていく。4回終了時の公開採点は38-38、39-37で長濱、39-37で豊嶋と割れた。
中盤に入って抜け出したのは豊嶋。6回に左フックから長濱をロープを押し込んで連打。7回も王者を攻め立て、ようやく長濱がロープ際から抜け出したと思ったところに右ストレートを打ち込むと、長濱が尻からキャンバスに転がった。
長濱は8回、距離を詰めて接近戦に活路を見いだしたが、豊嶋は体の大きな長濱にあたり負けずに強打を打ち込んだ。8回が終わって豊嶋が77-74、78-73×2とリードを広げた。
すっかり豊嶋ペースになったかに見えた9回、長濱が右ストレートをきれいに決めて追撃。「試合はまだ分からない」と感じさせた。終盤3ラウンドは意地のぶつかり合いとなったが、豊嶋が長濱を押し込むシーンが多い。長濱は最終12回に執念を見せ、逆転を狙って攻めたが及ばなかった。豊嶋は13勝8KO2敗1分。長濱は12勝4KO3敗1分。
豊嶋の話「序盤から鼻血を出してしまいもらいすぎたかなと。長濱選手のパンチは硬かった。1、2ラウンドは先に打たれて、けっこうボディは効いた。そこから角度とかタイミングに慣れたので、高速リターンが得意なのでそれがキーになったと思う。
打ち込んだときに嫌がっているのが分かったので、打ってリターンを返して削っていくというのを繰り返した。(右ストレートでダウンを奪ったシーンは)ゾーンに入ったというか、ここというときに右ストレートが出た。練習でやってきたことが自然に出たと思う。
自分からプレッシャーをかけていこうと思ったので、村田さん、ゴロフキン、カネロの映像を見て、これが今日やらなくちゃいけないボクシングだと思って会場に入る前に2時間くらい見てきた。
今後はボクサーファイターのオールラウンド型になりたい。だれとやりたいというより上に行きたい。日本1位? 日本チャンピオン(小原佳太=三迫)は強いのでまだまだ足りないと思う」
長濱の話「想像した以上に(豊嶋に)体の強さがあった。(ダウンシーンは)思っていた以上にパンチが速かった。(効かせたシーンでも)豊嶋選手が冷静でなかなか動きを止められなかった。豊嶋選手がはっきり強かったです」
2025年3月26日 17時42分
2025年3月26日 2時19分
2025年3月25日 23時15分
2025年3月25日 23時09分
2025年3月25日 0時15分
2025年3月24日 20時30分