前WBC世界L･ヘビー級王者オレクサンドル・ゴズディク（33歳＝ウクライナ、写真）が引退を表明した。ESPNが伝えている。

ゴズディクのマネジャー、エジス・クリマス氏は「彼はとても頭のいい男だ。ボクシングとビジネスの両立が難しいと考え、決断した」とESPNの取材に答えた。同時に「彼はベテルビエフとリマッチをしたがっていた。もし再戦が実現すれば心変わりする可能性もある」と現役続行に含みも持たせた。

2012年のロンドン五輪L･ヘビー級で銅メダルを獲得したゴズディグは14年にプロ転向。トップランク傘下でキャリアを積み、18年12月、V10を狙ったアドニス・スティーブンソン（カナダ）を11回TKOで下してWBC王座を獲得した。

昨年10月、2度目の防衛戦でIBF王者アルツール・ベテルビエフ（ロシア）と2本のベルトをかけて無敗対決に臨んだ。結果10回TKO負けだったが、9回までのスコアは2-1でわずかにリードしていた。プロ戦績は17勝11KO1敗。Photo/SUMIO YAMADA