イベント再開を発表したゴールデンボーイ・プロモーションズ（GBP）が同じく29日（日本時間30日）、3階級制覇王者ホルヘ・リナレス（帝拳＝ベネズエラ、写真）の次戦を通達した。期日は8月28日。会場は第1弾に続きカリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・カジノ＆リゾート。相手は元WBA･S･フェザー級王者ハビエル・フォルトゥーナ（ドミニカ共和国）が選ばれた。

　リナレス（47勝29KO5敗＝試合時35歳）はGBPの下、ライト級王者を目指すライアン・ガルシア（米）との一戦がクローズアップされていたが、現段階で交渉は締結しなかった。

　GBPのエリック・ゴメス社長によると、「フォルトゥーナにリナレス戦のオファーを出したところ、二つ返事で回答してきた」とのこと。試合はWBCライト級暫定王座あるいは同ダイヤモンド王座決定戦として挙行される予定。

　フォルトゥーナ（35勝24KO2敗1分2無効試合＝31）は最新試合で元王者ヘスス・クエジャール（アルゼンチン）に2回TKO勝ち。WBC米大陸ライト級王座に就いている。

　前回2月の試合でカルロス・モラレスに4回KO勝利を飾ったリナレスとイケイケのファイター、フォルトゥーナ。スタイルは異なるがスリリングな攻防が期待される。WBCのライト級はワシル・ロマチェンコがフランチャイズ・チャンピオンに君臨。デビン・ヘイニー（米）が正規王座を占める。