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全勝で引退の伝説ヘビー級王者が飛行機事故
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2020年8月31日 月曜日

ボクシング今日は何の日 ロッキー・マルシアノ死す 
全勝で引退の伝説ヘビー級王者が飛行機事故

 いまから51年前の1969年8月31日、アメリカ・アイオワ州でセスナ機が墜落。搭乗していた伝説のヘビー級王者、ロッキー・マルシアノ(写真)が亡くなった。46歳の誕生日を迎える前日だった。

 マルシアノはイタリア移民の両親を持ち、マサチューセッツ州ブロックトンで育った。軍隊経験をへてボクシングを始め、1947年にプロデビュー。典型的なファイターで、ついたあだ名は“ブロックトンと高性能爆弾”だった。

相手のパンチをもらうことなどお構いないしに真正面から打ち合い、パンチの強さと打たれ強さを競い合うかのようなファイトでファンを魅了した。

 1952年9月、タイトルを奪ったジャージー・ジョー・ウォルコット戦では初回に強烈なダウンを喫する立ち上がり。その後も苦しい展開が続いたが、迎えた13回、渾身の右フックを決めてウォルコットをキャンバスに沈めた。この一撃はボクシング史を代表するワンパンチ「スージーQ」として語り継がれることになった。

 マルシアノは1955年9月、L・ヘビー級王者アーチー・ムーアを逆転KOで退けて引退。生涯戦績は49戦49勝43KO。全勝無敗のまま引退した唯一のヘビー級王者として歴史にその名を刻んだ。この世界王者の全勝記録は2017年8月26日、フロイド・メイウェザーが50連勝をマークするまで破られなかった。

 飛行機事故は悪天候が原因。パイロットは操縦の効かなくなったセスナを飛行場に緊急着陸させようとしたが、滑走路から2マイル手前の木に墜落した。マルシアノは友人の息子の誕生日にサプライズゲストとしてスピーチするため移動している途中で、翌日に自らの誕生日祝いをするため、朝早く妻の待つ自宅に戻ることを望んでいたという。

 マルシアノはフロリダ州の保養都市、フォートローダーデールの墓地に埋葬されている。マルシアノの死から5年後、妻バーバラも病気で亡くなり、マルシアノの隣に眠っている。


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