May
18
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

20°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > “逆輸入ボクサー”坂井祥紀 日本初勝利飾る 
日本ウェルター級7位の重田に判定勝ち

“逆輸入ボクサー”坂井祥紀 日本初勝利飾る 
日本ウェルター級7位の重田に判定勝ち

2020年8月31日 21時20分

「ファーストレート Presents A-SIGN BOXING」が31日、東京・新宿フェイスで開催され、メインのウェルター級8回戦は、メキシコなどで活躍した“逆輸入ボクサー”坂井祥紀(横浜光)が日本ウェルター級7位の重田裕紀(ワタナベ)に3-0判定勝ち。日本初勝利を飾った。

坂井(左)は3回以降、グイグイと圧力をかけていった

 ガードを固める坂井に対し、サウスポーの重田が手数で上回る立ち上がり。坂井も攻めに転じたものの、ラウンド後半に重田が左を決めてダメージを与えた。重田は鋭い左を上下に打ち分けていった。

 スタートの良くなかった坂井は3回から落ち着いて圧力を強めていった。重田のパンチをブロックしながら徐々に右ショートパンチの精度を上げていく。中盤は坂井のペース。ボディ打ち、右ストレート、アッパーで有効打を重ねていく。落ちてきた重田は終盤、ボディ打ちで反撃のシーンも作ったが、坂井が圧力をかけ続けて押し切った。

久々の勝利に喜ぶ坂井

 スコアは3者ともに78-74で坂井の勝利。言葉通りキャリアと対応力を見せ、4連敗から脱出の坂井は24勝13KO11敗2分。重田は6勝3KO2敗1分。

坂井の話「4連敗中だったので勝ててほっとした。1、2ラウンドで予定よりもパンチをもらってしまったので、3回から急激にピッチを上げた。重田選手は思っていたよりパンチがあった。日本のレベルは上がっていると思うけど、アメリカの中量級はレベルが高い。まだまだだと思っています」

佐々木は気持ちいいくらいに思い切りが良かった

◇S・ライト級6回戦
佐々木尽(八王子中屋)[KO1回45秒]赤岩俊(マナベ)
 強打の19歳、佐々木と日本S・ライト級14位の赤岩の対戦。スタートからやる気満々で思い切り振り回す佐々木の左フックが炸裂して赤岩が尻からダウン。辛うじて立ち上がったものの10カウントとなった。佐々木は8勝7KO。赤岩は5勝3KO2敗1分。

◇60.0キロ6回戦
谷口彪賀(八王子中屋)[3-0(58-56×2、59-55)]龍神佳輝(ワタナベ)
 2019年S・フェザー級全日本新人王のサウスポー、日本同級17位の谷口が左を狙い、龍神が右を狙ってパンチを交換した。序盤は競ったものの、タイミングと距離を徐々に合わせたのは谷口。左を上下に打ち分け、粘る龍神に反撃を許さなかった。谷口は4勝1KO2敗2分。龍神は4勝7敗1分。

◇63.0キロ6回戦
鯉渕健(横浜光)[KO2回1分0秒]山口拓也(ワールド日立)

◇フェザー級6回戦
牛島龍吾(八王子中屋)[3-0(58-56×2、59-54)]大保龍球(神奈川渥美)
 スタイリッシュな牛島とラフな大保。大保が左フックでいきなりダウンを奪い、牛島も右で倒し返す忙しい立ち上がり。大保はさらに攻めたが、2回にもダウンを追加した牛島がその後も有効打で上回って判定勝ちを収めた。牛島は4勝2KO1敗2分。大保は6勝3KO4敗。

◇S・フライ級4回戦(東日本新人王)
富岡浩介(REBOOT.IBA)[3-0(40-36×3)]原翔太(高崎)

Related article
関連記事