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10.26日本バンタム級13位の堤聖也と“雪辱戦”

元世界王者の比嘉大吾、移籍第1戦が決定 
10.26日本バンタム級13位の堤聖也と“雪辱戦”

2020年9月10日 13時56分

 元WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾(Ambition GYM)が10月26日、後楽園ホールで日本バンタム級13位の堤聖也(角海老宝石)とバンタム級10回戦を行うことになった。比嘉陣営が10日、オンラインで記者会見を開いて発表した。

オンラインで会見する比嘉(左)と野木トレーナー

 2月に再起した比嘉は4月、野木丈司トレーナーが住む横浜に引っ越し、完全復活に向けて朝、夕とハードなトレーニングを積んできた。「横浜にきてずっといい練習ができている」と比嘉。野木トレーナーも「2月とは別人、パワーに関しては世界チャンピオン時代よりも増している」と自信。フライ級時代のコンビネーションに加え、一発で倒す力をついているという。

 相手は日本タイトル挑戦権を有しない日本13位の堤で、世界ランキングWBC8位、WBA
9位の比嘉から見れば格下ということになるが、実は2人は同級生で、高校時代に2度対戦して堤(熊本・九州学院高)の2勝。となればオファーを堤が快諾したのも当然か。比嘉(沖縄・宮古工高)にとって今回の試合は“リベンジマッチ”となるのだ。

友人でもあるという堤に関して比嘉は「相手によって対応してきたり、ラウンドによって変えたりする選手です。相手の嫌なことを徹底してやってくる? そういうところが強いと思うので、嫌がることをどっちがやるかですね」と試合をイメージした。

 いずれにしてもバンタム級で2階級制覇を目指す以上、ここで負けるわけにはいかない。2021年の世界挑戦を目指す比嘉は「KOで勝って次につなげたい」と力強くKOを誓った。

 25歳の比嘉はWBCフライ級王座を2度防衛するとともに、15連続KO勝利の日本タイ記録を樹立した。しかし、2018年4月のV3戦で計量に失格して王座はく奪。今年2月、2年近いブランクをへて復帰し、今回新たな所属先で2階級制覇に向けたスタートを切る。

 24歳の堤は平成国際大出身で18年にプロ入りし、ここまで5勝4KO1分と負けなし。直近の試合は今年1月の『山中慎介GOD’S LEFTバンタム級トーナメント』決勝で、同じ無敗ホープの中嶋一輝(大橋)と引き分けた(中嶋が優勝扱い)。

 なお、セミには同じく野木門下生でAmbtion GYMに移籍した大湾琉人が岸根知也(6勝2KO3敗1分)と8回戦を行う。試合の模様は11月18日26時5分からTBSで放送される予定。

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