元世界王者の比嘉大吾、移籍第1戦が決定
10.26日本バンタム級13位の堤聖也と“雪辱戦”
2020年9月10日 13時56分
2020年9月10日 12時39分
WBAスーパー・IBF世界バンタム級チャンピオン、井上尚弥(大橋)が10月31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスでWBO同級1位のジェーソン・モロニー(オーストラリア=写真)と防衛戦を行う。日本ではあまり知られていないモロニーの横顔を紹介する。
モロニーは双子の兄弟で、弟のアンドリューとともにキャリアを歩んできた。ボクシングを始めたのは13歳のとき。もともとオーストラリアン・フットボールに夢中だったが、ボクシング好きが高じてジムに通い出し、15歳からアマチュアの大会に出場するようになった。アマチュアでは80戦以上をこなし、オーストラリア代表として海外遠征にも参加したという。
プロ転向は2014年。元WBA・L・ヘビー級王者ダニー・グリーンらのトレーナーとして手腕を発揮したアンジェロ・ハイダー氏の指導を受け、WBAオセアニア・バンタム級王座を獲得。2018年5月には元WBA・S・フライ級王者の河野公平を7回TKOで下した。
同年10月にはWBSS初戦でIBFバンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に挑戦して惜しくも1-2判定でプロ初黒星を喫した。その後4連勝をマークし、ロドリゲスとノニト・ドネアを下してWBSSを制した井上に挑戦するチャンスを手にした。
チームモロニーのホームページによると、キャリア序盤は見習いの配管工、造園業、スポーツジムのトレーナーなどの仕事をしていたが、現在はボクシング1本で生活しているようだ。弟のアンドリューは昨年11月、WBA・S・フライ級暫定王座に就き、その後正規王座に昇格したが、6月の初防衛戦でジョシュア・フランコ(米)に敗れて陥落している。
井上は弟の拓真とともにボクシングキャリアを重ねており、その点では似ているといえるだろう。体格的には井上とほぼ同じか。ボクシングスタイルは、大橋秀行会長が「怖さはないけど隙がない」というように堅実なスタイルを武器とする。
兄弟でチャンスを求めてトップランクと契約し、世界的なスターを目指すマロニー兄弟はどこまでもハングリー。世界的に知名度のある“モンスター”撃破に、なみなみならぬ闘志を燃やしていることだろう。モロニー写真=大橋ジム提供
■ジェーソン・モロニー(オーストラリア)
年齢 1991年1月10日生まれ、29歳
出身 オーストラリアビクトリア州ミッチャム
身長 / リーチ 165㎝ / 165㎝(BoxRecより)
タイプ 右ボクサー
タイトル・ランキング WBO1位、WBA3位、WBC5位、IBF4位
戦績 22戦21勝18KO1敗
親族 弟アンドリュー(前WBA・S・フライ級正規王者)
■井上尚弥(大橋)
年齢 1993年4月10日生まれ、27歳。
出身 神奈川県座間市
身長 / リーチ 164.5㎝ / 171㎝
タイプ 右ボクサー
タイトル・ランキング 世界3階級制覇王者、現WBAスーパー・IBFバンタム級王者
戦績 19勝16KO
親族 弟・拓真(元WBCバンタム級暫定王者)、従兄弟・浩樹(前日本S・ライト級王者)
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