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東洋大出身、5年ぶり復帰の吉田諒は逆転勝ち

東日本新人王白熱! 準決勝進出者決まる 
東洋大出身、5年ぶり復帰の吉田諒は逆転勝ち

2020年9月25日 21時02分

 東日本新人王予選、5階級9試合が25日、後楽園ホールで行われた。勝者は10月31日、11月3日に同地で開催される東日本新人王準決勝進出を決めた。

逆転TKO勝ちの吉田

 激闘を演じたのはフェザー級の吉田諒(イマオカ)。サウスポーのファイター、リッキー長谷川(ワールドS)に攻め込まれて初回にダウンを喫したものの、そこから反撃開始した。2回は激しく打ち合い、右ショート、左フックを何度も決めて長谷川にダメージを与えると、3回に左フックでグラつかせ、右で突き落として逆転勝ちした。

 先ごろ引退した世界3階級制覇王者の八重樫東、現日本ウェルター級王者の小原佳太(三迫)らを輩出した岩手・黒沢尻工高でインターハイ8強。しかし進学した東洋大ではレギュラーになれず、リーグ戦のリングに立つことはなかった。ちなみに当時、大学職員だった現WBAミドル級王者、村田諒太(帝拳)とはマスボクシングをしたことがあるという。

 大学時代に後楽園ホールで一度も試合ができなかった悔しさと、2人の男の子に「チャレンジしている姿を見せたい」という思いから5年ぶりにグローブを握ってプロとなり、新人王戦で2勝をあげた。「子どもに負ける姿は見せたくない」という吉田は11月3日の準決勝で廣瀬祐也(協栄新宿)と対戦する。

奈良井はダウン応酬の試合を制した

廣瀬はダウンを奪って判定勝ち

ワンツーがさえて勝利の中村(左)

■25日の結果(すべて4回戦)
◇バンタム級
綾部圭人(T&T)[2-0(39-37×2、38-38)]大町朋也(イマオカ)

◇S・バンタム級
石川優(大翔)[TKO2回59秒]関口雄斗(高崎)
矢斬佑季(花形)[TKO4回36秒]田中翔大(石川・立川)

◇フェザー級
吉田諒(イマオカ)[TKO3回1分24秒]リッキー長谷川(ワールドS)
廣瀬祐也(協栄新宿)[3-0(40-35×3)]山口怜恩(ワタナベ)

◇S・フェザー級
小松裕道(相模原ヨネクラ)[TKO4回2分40秒]太田興一(FLARE山上)
奈良井翼(RK蒲田)[TKO4回57秒]五十嵐友弘(ワールドS)

◇ライト級
中村駿(横浜光)[3-0(40-36×3)]しゅんくん寺西(DANGAN AOKI)
山本ライアンジョシュア(ワタナベ)[3-0(39-37×2、40-36)]ポンポンタ(八王子中屋)

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