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前世界王者とOPBF王者の注目対決 伊藤が急病
2020年9月29日 15時00分
2020年9月29日 12時01分
世界6階級制覇のスーパースター、現WBAウェルター級王者マニー・パッキャオ(比=写真)が総合格闘技UFCの元2階級制覇王者コナー・マクレガー(アイルランド)と対戦するのでは―というニュースがメディアを賑わせている。はたしてこの一戦は実現するのだろうか。
これまでWBO同級王者テレンス・クロフォード(米)やマイキー・ガルシア(米)ら複数の名前が対戦相手候補に挙がっていたパッキャオ。ここにきて急浮上したのが総合格闘家のマグレガーだった。
ニュースが流れたのは26日。マクレガーが自身のツイッターで「私は次にマニー・パッキャオと中東でボクシングをする」とツイートし、パッキャオ陣営、MPプロモーションのショーン・ギボンズ氏もフィリピン・メディアにマクレガー陣営と交渉中であることを認め、情報が一気に広がった。
UFCのスター、マクレガーと言えば17年8月、ボクシング初戦でいきなり元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米)と対戦して大きな話題を呼んだ。このノンタイトル戦のファイトマネーはメイウェザーが1億ドル(約110億円)、マクレガーが3000万ドル(約33億円)と伝えられた。
パッキャオがマクレガーと対戦すれば、メイウェザーほどではないにしても、通常の試合以上の報酬が期待できそうで、それがパッキャオ陣営の狙いだ。フィリピンのマニラ・タイムズによると、フィリピン上院議員でもあるパッキャオはこの試合で得た収入を新型コロナウイルス対策に回す考えだという。
パッキャオとコンビを組むフレディ・ローチ・トレーナーは「もしその話が本当なら、ハットン戦(2回KO勝ち)よりイージーな試合になる」とツイートしている。マクレガーが3年前、ほぼ引退状態に近かったメイウェザーを相手に、力の差を見せつけられて10回TKO負けした姿が念頭にあるのだろう。
12月で42歳になるパッキャオは全盛期ではないとはいえ、19年7月の試合でキース・サーマン(米)を相手にそれなりのパフォーマンスを見せて勝利した。32歳のマクレガーは6月に引退を宣言し、現在は再びトレーニングに励んでいるという。
マニラ・タイムズによると、パッキャオ本人はコロナパンデミックのさなかにボクシングの話をすることを好まず、沈黙を守っている。両陣営のコメントからは試合が実現に向けて動いているようだが、ボクシングシーンはパッキャオ陣営から「合意にはほど遠い」との情報を得ていると報じた。
いずれにしても、コロナ禍の状況でいかに試合を開催するのか、総合格闘技の元王者とはいえボクシング2戦目で現役の世界王者と対戦することが安全管理の立場から認められるのか(メイウェザー戦ではこれを認めたネバダ州コミッションに批判の声が上がった)、条件面で両者が折り合うことができるのか―など課題は多い。交渉の行方を見守りたい。Photo/SUMIO YAMADA
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