WBC世界S･フェザー級王者ミゲール・ベルチェルト（メキシコ）vs.挑戦者前WBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス（メキシコ＝米）が来年まで延期されることになった。今年後半の注目マッチの一つは、ベルチェルトが最近、COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の検査で陽性反応が出たため、ひとまず中止。状態を見ながら新たな日程が発表されるもようだ。ESPNデポルテスが報じた。

　ベルチェルトvs.バルデスは12月12日、米国で行われることで内定していた。会場はワシル・ロマチェンコvs.テオフィモ・ロペスや井上尚弥vs.ジェーソン・モロニーなどの世界戦が開催されたラスベガスMGMグランド・カンファレンスセンターが有力と言われた。しかしメキシコのエルモシーヨで調整中だったベルチェルトがコロナに感染。現在、隔離された環境で回復を図っている。

　試合はWBCの指名試合として挙行される予定だった。相手のバルデスはエディ・レイノソ・トレーナーの下、米カリフォルニア州でトレーニング中だった。