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カーン、アレキサンダーを拒否 メイ戦希望か

2013年10月17日 11時15分

批判を浴びそうなカーン

 12月7日挙行予定で交渉中だったIBF世界ウェルター級王者デボン・アレキサンダー(米)×挑戦者アミール・カーン(英)のタイトル戦が物別れに終わった。

 米国メディアの報道でアレキサンダーは11月30日テキサス州サンアントニオで、IBF7位ショーン・ポーター(米)を相手に防衛戦が組まれた。同日のカードではWBC世界S・バンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ=米)がセサール・セダ(プエルトリコ)を相手にV1戦に臨む。

 アレキサンダー×カーン戦はプロモーターのGBPが実現に骨折っていたが、最終的にカーンが対戦を拒否。これは来年5月に予定されるフロイド・メイウェザー戦の対戦相手に抜擢されることを強く希望しているからだといわれる。これに対して業界、メディアから反発の声が起こっている。

 まずカーンは実力者アレキサンダーと雌雄を決してからメイウェザーに挑むポジションを確立すべきだというのが一つ。また4月に行ったフリオ・ディアス戦からリングに上がっておらず、もし直接メイウェザー戦に臨めば13ヵ月ぶりの実戦となり、試合間隔が長すぎる、という指摘だ。

 ディアス戦も地元リングでダウンを奪われ、カーンは際どい判定勝利。アレキサンダーに挑戦するポーターは先日、同じディアスに明白な判定勝ちを収めており、少なくとも1試合消化してビッグファイト(メイウェザー)に臨むのが筋道だろう。カーンのリスク回避の姿勢はあまりに自己中心的だと非難される。

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