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同世代ライバル、統一王者ロペスにアピールなるか

ライト級王者の一角 ヘイニーが今週末防衛戦 
同世代ライバル、統一王者ロペスにアピールなるか

2020年11月5日 10時51分

 WBC世界ライト級“レギュラー”王者のデビン・ヘイニー(米=写真)が7日(日本時間8日)、米フロリダ州ハリウッドで元3階級制覇王者、ユリオルキス・ガンボア(キューバ)と防衛戦を行う。ライト級はテオフィモ・ロペス(米)がワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を下して勢力図が一変。ヘイニーもこの流れに乗り遅れまいと気合いが入っている。

 21歳のヘイニー(24勝15KO)は19年9月にWBC暫定王座を獲得(その後、正規王者に昇格)。23歳のロペスは19年12月にIBF王座を獲得。ロペスのほうが高く評価されていたとはいえ、この時点では同世代のライバルと位置づけられていたが、ロペスがロマチェンコ撃破で4本のベルトを総取りし、一気に水をあけられてしまった。

 ロマチェンコに勝利し、WBCフランチャイズ王者となったロペスは「すべてを獲得した。デビン・ヘイニーはカウントしていない」と“2番手”チャンピオンを完全に格下扱い。これにはヘイニーも反論せずにはいられなかった。

「そうやってトップランクとテオフィモは自分たちを売り出そうとしているのだろう。でも私のベルトは重要な意味を持っている。ファンは私たちのファイトを見たがっている。ロペスとヘイニーはこのクラスで最大のビッグマッチだ」(リング誌)

 大きく差をつけられたいま、ヘイニーがロペスに追いつくためには、さらに評価を上げなければならない。今週末、名前のあるガンボアとの一戦は格好の舞台になるだろう。

 ヘイニーは「ガンボアは簡単な相手ではない。19年12月のタンク・デイビス(現WBAライト級、S・フェザー級スーパー王者)戦では、アキレス腱を切りながら12ラウンドまで戦った(12回TKO負け)。私はこの試合で本当にできることを証明する」(同)

 ガンボアがアキレス腱の手術から復帰するなら、ヘイニーも19年12月に右肩の手術を受け、今回がおよそ1年ぶりの試合となる。38歳のガンボア相手にロペス戦をアピールするパフォーマンスができるだろうか。Photo/SUMIO YAMADA

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