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リング誌の女子PFPランキングを読む

WOWOWO井上

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2020年11月19日 木曜日

女子トップはアイルランドのテイラー 
リング誌の女子PFPランキングを読む

 バンタム級2冠王者の井上尚弥(大橋)が2位となって注目を集めるリング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキング。階級の垣根を取り払ったランキングを世界で最初に作ったのがアメリカの老舗ボクシング雑誌ザ・リングであり、数あるPFPランキングの中でも最も権威があると言われている。

 男子ばかりに注目が集まるのは仕方のないことかもしれないが、同誌は女子のランキングも作成している。近年、海外では女子の試合が以前に比べて注目を集めるようになってきており、今回は個性派ぞろいの女子ランキングをチェックしてみた。

最新ランキングで1位になったテイラー

■リング誌PFPランキング(女子)
1 ケイティー・テイラー(アイルランド)
2 クラレッサ・シールズ(米)
3 セシリア・ブレークフス(ノルウェー)
4 ジェシカ・マキャスキル(米)
5 アマンダ・セラノ(プエルトリコ)
6 デルフィン・パースーン(ベルギー)
7 イェシカ・ボップ(アルゼンチン)
8 ダニエラ・ベルムデス(アルゼンチン)
9 マルセラ・アクーニャ(アルゼンチン)
10 ミカエラ・メイヤー(米)

こちらは2位のシールズ

 11月発表の最新ランキングでトップに立ったのがテイラー(34歳)だ。アマチュア時代は女子が正式採用されたロンドン五輪で金メダルを獲得する一方で、2010年まではサッカー選手としても国代表レベルで活躍。16年のリオ五輪出場後にプロ転向し、イギリス最大手のマッチルームボクシングのバックアップを受け、スター候補として育てられた。

 デビューから1年足らずで世界王者となり、19年にはライト級のメジャー4団体のベルトを統一し、その後S・ライト級でも王座に就いている。11月14日の防衛戦に完勝してランキング1位に。これまで17連勝(6KO)の戦績を残している。

 2位のシールズ(25歳)は17歳でロンドン五輪を制し、4年後のリオでも2大会連続金メダルを獲得。プロデビュー後は4戦目でS・ミドル級世界王者となり、ミドル級で4団体制覇を達成。昨年にS・ウェルター級でWBC・WBO王座に就き逆3階級制覇を成し遂げた。ニックネームはT-rex。

ブレークフスは復活なるか

 3位のブレークフスは“ファーストレディ”の異名を持ち、長くナンバーワンのキャリアを歩んできた。女子初の4団体制覇、男子ヘビー級のジョー・ルイスと並ぶ25度防衛。しかし今年8月、4位マキャスキル(36)にまさかのプロ初黒星を喫した。39歳となり女王も下り坂なのか。それでも3位なのだから評価は高いと言えるだろう。

 5位のセラノ(31)はS・フライ級からS・ライト級までなんと7階級を制覇しているファイター。2018年には総合格闘技の試合にも出場して話題を呼んだ。一度は決まったもののコロナ禍で流れたテイラーとのビッグマッチが注目されている。

 テイラーと2度接戦を演じたパースーン(35)が6位。L・フライ級のボップ(36)が7位。日本で“モデルボクサー”高野人母美に勝利したベルムデス(31)が8位、44歳の大ベテラン、アクーニャが9位。10位に世界タイトルを獲得したばかりのスター候補、S・フェザー級のメイヤー(30)がランクされている。


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