WBCミニマム級王者 ワンヘンついに敗れる
防衛は12、記録の連勝は54でストップ
2020年11月27日 18時57分
2020年11月27日 16時29分
WBOアジアパシフィック・フェザー級タイトルマッチが28日、後楽園ホール「第74回フェニックスバトル」で行われる。27日に日本ボクシングコミッションで計量が行われ、王者でWBO世界4位にランクされる森武蔵(薬師寺)が57.0キロ、挑戦者日本7位の溜田剛士(大橋)はリミットの57.1キロで合格した。
王者の森はバランスの良さと高い技術を持つ21歳のサウスポー。デビューから無傷の11連勝(6KO)をマークしている中部期待のホープだ。2018年11月、リチャード・プミクピック(比)から王座を奪い、これが3度目の防衛戦となる。
当初は4月に決まっていた試合に向けて、2月から2ヶ月間、トレーナーのイスマエル・サラス氏の住むラスベガスで合宿を張った。コロナパンデミックとなり、今回はラスベガス行きを断念して大阪でスパーリングを重ねるなど試合に備えた。
あすの試合にサラス氏は来ることができないが、アドバイスは数多くもらっている。世界を目指す21歳は「相手がどう動いてきても対応できるように対策はしてきた。世界ランカーとして防衛戦じゃなくて次にステップアップできるような試合をしたい」と涼しい顔で言ってのけた。
27歳の溜田は2017年8月、閉鎖となったヨネクラジムの最後の所属選手として試合に挑み日本ユース・フェザー級王座を獲得。名門ヨネクラ最後の戦士は21勝19KO5敗2分の戦績が示すように強打が一番の持ち味だ。
才能ひしめく大橋ジムにあって「自分はヨネクラ会長に教えてもらった通りよけて打つ、打ってよけるしかできない」と謙虚に自分を分析しているが、パンチの強さは大橋ジム内でもなかなかのもの。佐久間史朗トレーナーから「1ラウンド目から倒しにいけ」と発破をかけられている。
同門のバンタム級世界2冠王者、井上尚弥とは同級生で、刺激を受けまくっている溜田は「タイトルマッチなので勝たなければ意味がない」となりふり構わず勝ちに徹する考えだ。
あすのイベントは午前11時からで、1試合が中止になって全3試合。メインのほかは、日本ライト級1位の利川聖隆(横浜光)と小林孝彦(一力)によるS・ライト級8回戦。元日本王者で1年7ヶ月年ぶりの試合となる38歳の岡田誠一(大橋)と室田拡夢(T&T)によるS・フェザー級8回戦が組まれている。写真提供=大橋ジム
2025年4月19日 20時04分
2025年4月19日 19時54分
2025年4月18日 22時06分
2025年4月18日 16時31分
2025年4月18日 16時25分
2025年4月17日 13時07分