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ミドル級ゴロフキンとの第3戦は後回し

12.19スミス戦のカネロ S・ミドル級統一を希望 
ミドル級ゴロフキンとの第3戦は後回し

2020年12月7日 11時01分

 ミドル級とS・ミドル級で世界王座を保持するサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真)のトレーナー、エディ・レイノソ氏がカネロの今後の展望をESPNに語った。それによると当面の目標をS・ミドル級での4団体統一に定めたという。

 レイノソ氏はまず今月19日、WBA・S・ミドル級“レギュラー”王者であるカネロが同スーパー王者、無敗のカラム・スミス(英)と対戦することを大歓迎。「この試合は168ポンド(S・ミドル級)を統一するスタートとなる。スミスは168ポンドで最高の選手の一人だ」と語った。

 さらにレイノソ氏は「フリーエージェントになったことでさまざまなボクサーと試合をすることができる。私たちはマッチルームのエディ・ハーン、PBCのアル・ヘイモン、トップランクのボブ・アラムと良好な関係を築いている」と強調。先月、長年ともに歩んだゴールデンボーイプロモーションズとの関係を解消したことで、選択肢が広がったとの見方を示した。

 S・ミドル級は、WBO王者がマッチルームと契約するビリー・ジョー・サンダース(英)、IBF王者がPBC傘下のカレブ・プラント(米)でWBCは空位。サンダースもプラントもカネロの対戦候補に挙がったことがあり、カネロが望めば対戦交渉のハードルは決して高い相手ではない。だからこそカネロはS・ミドル級4団体統一を当面のターゲットに掲げたとも言えるだろう。

 こうなると気になるのは元ミドル級3冠王者ゲンナジー・ゴロフキン(現IBFミドル級王者=カザフスタン)との第3戦の行方。過去カネロの1勝1分であるゴロフキンとのライバル対決は、再三にわたって「いつ実現するのか」とファンをやきもきさせてきた。

 これについてカネロ本人は「ゴロフキンが望んでいる唯一の戦いが私との試合であることは知っている。私たちはパンデミックが始まる前にゴロフキン陣営と対戦交渉をしていたが、残念ながらパンデミックが起き、すべてがキャンセルとなってしまった」と説明。その上で「エディが言うように168ポンドでタイトルを統一して歴史を作りたい。ゴロフキンはそのあとに考えたい」と言い切った。

 言うまでもなく19日のスミス戦に敗れると、これらの計画はすべておじゃんとなる。カネロは「スミスは背が高くて強い。私をやる気にさせる」と気持ちを引き締めている。

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