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JBCが制裁金300万円、3ヶ月ライセンス停止 

酩酊&車損傷の寺地拳四朗が謝罪会見 
JBCが制裁金300万円、3ヶ月ライセンス停止 

2020年12月15日 17時08分

 日本ボクシングコミッションは15日、WBC世界L・フライ級王者の寺地拳四朗(BMB)に対し、12月1日から3ヶ月のライセンス停止、制裁金300万円、48時間以上200時間以内の社会貢献活動を義務づける処分をくだした。また、BMBジムの寺地永会長(拳四朗の父)は戒告処分となった。

 処分は拳四朗が今年7月、飲酒後に酩酊状態でマンション敷地内に入り、他人の車を傷つけたことによるもの。週刊誌報道により先月発覚したもので、被害者とは示談が成立している。

 安河内剛JBC本部事務局長は「示談にもなっており、事件化されてはいないとはいえ、現役の世界チャンピオンの地位は重いと思うので、これぐらいの処分になった」と説明。体重超過やリング内の処分については規定があるものの、リング外での規定はないため難しい判断になったようだ。

 サスペンドの期間は3ヶ月と短く、WBCが王座はく奪や、暫定王座の設置などの処置は取らない見込みだ。

会見で謝罪する拳四朗=代表撮影

 この処分を受けて拳四朗は会見を開き、関係者に謝罪をした上で「今はJBCの処分を本当に真摯に受け止めたいと思っています。これからは自分自身を見つめ直して一つずつ信頼を取り戻したい。また、そしてまた品格のある人になりたいと思いました。お酒は自分の体に合わないと思ったのでやめました」と話した。

 拳四朗の説明によると当日は酩酊状態で車を傷つけた(本人によると何カ所か傷があった)ことは覚えていない。酒を飲んで記憶をなくしたもの初めてという。「(コロナの状況で)酒を飲みに行ったこと、酩酊状態になったことを反省している」と謝罪し、12月に対戦予定だった久田哲也(ハラダ)については「準備をしていただいていたので本当に申し訳なく思っています」と話した。

 東京を拠点に活動をしている拳四朗は現在、普段練習している三迫ジムには顔を出さず自宅で謹慎中。ボクシングを辞めることも頭をよぎったようだが、「自分が信頼を取り戻すというか、僕にできることはボクシングしかないな、と改めて思ったし、ここでやめたら、何も返せなくなるなと考えました」とし、今後は心を入れ替えて復活を目指す。

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