田中恒がデビュー、世界ランカーに判定勝利
2013年11月10日 20時10分
2013年11月10日 18時35分
WBA世界バンタム級タイトルマッチが10日、両国国技館で行われ、チャンピオンの山中慎介(帝拳)が挑戦者の同級8位アルベルト・ゲバラ(メキシコ)を9回KOで下し、5度目の防衛に成功した。タイムは25秒。これで山中は4連続KO防衛となった。
戦前に山中が予想していた通り、ゲバラは非常によく動くやりにくい選手だった。リズミカルに足を動かしながらリングをサークリングし、時折踏み込んでパンチを振るうというスタイル。パンチの回転にはなかなかスピードがあった。
山中はなかなか手が出せず、時に左を打ち込んでもバックステップでかわされていたが、ゲバラも手数が少なく、ジャッジにはアピール不足。4回を終わった公開採点でフルマーク1人、2ポイント差2人とリードした山中は、徐々にプレッシャーを強めて我慢強く試合を進めた。
ゲバラは中盤に入ると疲れを見せ始めた。それにつれて距離が少しずつ詰まり、山中が左を打ち込む機会、そしてゲバラがロープを背負う場面が増え始める。迎えた8回開始早々だった。山中がロープを背負う挑戦者に左を打ち込むと、ゲバラがあっさりとダウン。頭をかすっただけにも見えたが衝撃があった。山中はここからフィニッシュを狙い、ラウンド終盤に2度目のダウンを奪った。
フィニッシュは9回。下がるゲバラに対し、思い切り踏み込んで左ストレートを放つと、今度はがっつりと挑戦者の顔面にヒット。キャンバスに崩れたゲバラにテンカウントが数えられた。山中はこれで20勝15KO2分。ゲバラは18勝6KO2敗。
試合後の山中は「全体的にクリーンヒットが少なく、反省がいろいろある。来年は日本人でも海外の選手でも、少しでも評価の高い選手と試合をして自分の評価を高めたい」と話していた。
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