コスタリカのサンホセであす30日（日本時間31日）ゴングとなるIBF女子世界ミニマム級タイトルマッチの計量が29日行われ、王者ヨカスタ・バジェ（コスタリカ）が47.5キロ、挑戦者1位の葉月さな（YuKOフィットネス）が47.3キロでリミットの47.6キロをクリアした。

　葉月（36＝8勝2KO4敗1分）は17年から2度の日本タイトル挑戦失敗（1分1敗）を乗り越えて、19年11月に廣本江瑠香（広島三栄）を下してOPBF女子ミニマム級王者となった。OPBF獲得をステップに、一気に世界挑戦のチャンスを手に入れた。

　計量を終えた葉月は所属ジムを通じて「彼女（王者）から笑顔が消えて本気モードになってると感じた。７年前から目指して来たゴールなので今までの積み重ねをしっかりとぶつける！」と気合いのコメントを発信。初世界戦、初海外遠征で快挙を成し遂げようとしている。

　王者バジェ（28＝20勝9KO2敗）は19年8月に獲得した王座の2度目の防衛戦。キャリア2敗のうち1敗は、17年12月に後楽園ホールで藤岡奈穂子（竹原&畑山）とのWBO女子L･フライ級王座決定戦に敗れたもの。写真提供＝YuKOフィットネスジム