日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会は5日、オンラインで新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、これまで2日前に実施していた選手のPCR検査を3月から以前の前日検査に行うことなどを決定した。

　協議会では昨年12月、PCR検査で陽性反応が出て試合中止や興行中止になったケースを受け、興行への影響を最小限にするため、前日に行っていたPCR検査を前々日に変更していた。

　JBCと協会はこうした事態を改善するため、東京・蒲田の牧田総合病院のバックアップを取り付けることに成功。医療機関で検査することで保健所への連絡や陽性者が出た場合の再検査がスムーズになり、前日の検査でも十分に対応できる見通しが立った。2月の2つの興行は既に2日前検査が決定している。

　また、チーフトレーナーは試合前日にPCR検査を受け、その後は自主分離とされていたが、選手と同じようにホテルに隔離する方針も固まった。