WBOミドル級王者のデメトゥリアス・アンドラーデ（米＝写真）が同級2位リアム・ウィリアムス（英）との防衛戦に大筋で合意した。アンドラーデを擁するマッチルームボクシングのエディ・ハーン氏がSNSで明らかにした。

　詳細は後日発表される見通しだが、ハーン氏はアメリカでの開催を明言。之を受けてウイリアムスは4月とツイートしており、4月を軸に調整が進められている模様だ。

　アンドラーデ（32＝29勝18KO）は18年10月にWBOミドル級王座に就き、S･ウェルター級に続いて2階級制覇を達成。既に3度の防衛を成功させており、試合が決めれば20年1月以来の防衛戦となる。

　ウェールズ出身のウィリアムス（28＝23勝18KO2敗1分）は17年、WBO･S･ウェルター級暫定王座決定戦に出場。対戦相手のリアム・スミス（英）が計量に失格し、ウィリアムスが勝てば暫定王座獲得という試合で9回終了TKO負け。再戦でも敗れたが、その後7連勝で今回のチャンスを手にした。

　ミドル級はWBCフランチャイズ王者に認定されるサウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）がS･ミドル級に主戦場に移した。カネロはS･ミドル級でWBAスーパー王座とWBC王座を保持している。WBAスーパー王者の村田諒太（帝拳）はIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）との統一戦などビッグマッチを狙っている。Photo/SUMIO YAMADA