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川端遼太郎が日本ランカー高橋竜也に勝利

初メインの李健太 不満の判定勝ちに「もっと強くなる」
川端遼太郎が日本ランカー高橋竜也に勝利

2021年3月25日 21時00分

「第599回ダイナミックグローブ」が25日、後楽園ホールで開催され、メインのS・ライト級8回戦は、李健太(帝拳)が日本同級18位の石脇麻生(寝屋川石田)に3-0判定勝ち。デビューから4戦無敗をマークした。

李(右)は石脇をよくさばいた

◇S・ライト級8回戦
李健太(帝拳)[3-0(78-74×2、79-73)]石脇麻生(寝屋川石田)
 リーチで勝るサウスポーの李がサイドにまわりながら右ジャブ、左ストレートを上下に打ち分けてボクシングを組み立てた。日本同級18位の石脇は前に出て右ストレートとボディ、2回には左フックで李に迫る。李が3回、左ストレートをみぞおちに打ち込むと、石脇の動きが一瞬とまった。

 4回以降も石脇が前に出て、李が足を使ってこれをさばく展開。李が試合をコントロールし始めるが、石脇は6回に踏ん張って前に出て左フック、ボディブローを李に打ち込む。李は7回にボディ打ちで優勢に立ち、8回も有効打で上回ってフィニッシュした。李は3勝1KO1分。最後まで李に食らいついた石脇は8勝6KO4敗1分。

李の話「プロ4戦目で全然成長していない。めちゃめちゃ、人の何十倍も練習してベルトを巻きたい」

川端(右)はクリーンヒットの数で上回った

◇S・バンタム級8回戦
川端遼太郎(真正)[3-0(77-75×2、78-74)]高橋竜也(ヤマグチ土浦)
 日本バンタム級7位の高橋は距離を取ろうと試みたが、背の低い川端に距離を詰められて接近戦に応じた。川端は左右のフック、左ボディ、右アッパーで高橋を攻め、高橋もボディ打ちで対抗。近距離での打ち合いは川端がやや優勢だ。

 4、5回に両選手ともパンチとバッティングで目の上を複数カット。試合は流血戦となり、近距離での攻防が続く。高橋が追い上げていくが、印象的なヒットは川端が上回っている印象。最終回は壮絶に打ち合ってゴングとなった。ランキング入りを確実にした川端は13勝6KO4敗2分。無念の高橋は32勝21KO9敗6分。

福井(右)はデビューから3連勝をマーク

◇S・バンタム級8回戦
福井勝也(帝拳)[3-0(80-72×2、79-73)]英洸貴(カシミ)
 ともにきれいなスタイルのボクシングで、鋭いジャブの差し合いで試合は始まった。英はジャブから右を打ち込んだが、サイドに動く福井は左ボディ打ちをうまく使い、コンビネーションにつなげていった。福井は距離を取りながら多彩なパンチで試合をコントロール。英も中盤からプレスを強め、右を打ち込んで食い下がった。

 しかし福井は7回、左ボディ、右ストレート、右アッパーで英にダメージを与える。英は最後まで闘志を見せたが、8回も福井が右を決めてゴールテープを切った。東洋大の先輩、ミドル級世界王者の村田諒太(帝拳)に見守られて勝利の福井はデビューから3連勝(2KO)。日本S・バンタム級19位の英は8勝3KO2敗3分。

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