あす1日（日本時間2日）イギリスのマンチェスター・アリーナでマッチルームボクシングがイベントを開催。メインのWBOヘビー級インターコンチネンタル王座決定戦は、元WBO同級王者のジョセフ・パーカー（ニュージーランド）とデレク・チゾラ（英）によるマッチアップ。前日計量でパーカーは241.2ポンド（109.40キロ）、チゾラは250.8ポンド（113.76キロ）をマークした。

　パーカー（29＝28勝21KO2敗）は2018年3月、アンソニー・ジョシュア（英）に王座を奪われ、続くディリアン・ホワイト（英）にも敗れて以降、再起して4連勝をマーク。現在はWBO3位、WBCとIBFで6位にランクされており、激戦のヘビー級で存在感を示したいところだ。

　“悪童”としてその名を馳せたチゾラ（37＝32勝23KO10敗）はビタリ・クリチコに挑戦した2012年以降、世界タイトル挑戦からは遠ざかっているが、長きにわたってヘビー級トップシーンで活躍してきたベテラン。昨年10月は元クルーザー級4冠王者でヘビー級に進出したオレクサンデル・ウシク（ウクライナ）を苦しめた。戦前の予想はパーカー有利なだけに、チゾラの戦いぶりに注目だ。

　同じリングでは、WBA･L･ヘビー級スーパー王者のディミトリ・ビボル（ロシア）が挑戦者にクレイグ・リチャーズ（31＝英、16勝9KO1敗1分）を迎える。ビボル（30＝17勝11KO）はこれが7度目の防衛戦となる。

　ほかに女子ライト級4冠チャンピオンのケイティー・テイラー（アイルランド）がナターシャ・ジョーンズ（英）と防衛戦を行うほか、WBAミドル級暫定王者のクリス・ユーバングJr（英）、3月にデビューした元王者リッキー・ハットンの息子キャンベルも出場する。イベントの模様はDAZNで日本時間2日午前2時から中継される。Photo by Mark Robinson / Matchroom Boxing