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元バンタム級王者 マクドネルが引退 井上尚弥、亀田和毅と対戦

2021年5月13日 10時23分

井上尚弥(大橋)や亀田和毅(3150)との対戦で知られる元WBA世界バンタム級チャンピオンのジェイミー・マクドネル(35=英、写真)が自身のインスタグラムで引退を表明した。

マクドネルはインスタグラムで「35歳は復帰するには遅すぎる」とした上で、「私は考えていた以上のことを達成できた。イングランド王者、英国王者、英連邦王者、ヨーロッパ王者、IBF王者、そしてWBA王者になれた」と自身のキャリアを振り返った。

2005年にプロデビューしたマクドネルは07年にクリス・エドワーズ、翌年にリー・ハスキンス(のちのIBFバンタム級王者)に連敗したものの、その後は長身をいかしたアウトボクシングで連勝を重ね、13年にフリオ・セハ(メキシコ)を下してIBFバンタム級王座を獲得。翌年、WBA同級王者となり、亀田と2度対戦していずれも判定勝ちするなど防衛テープを伸ばした。

18年5月、V7戦で3階級制覇を目指す井上と大田区総合体育館で対戦。過酷な減量を乗り越えてリングに上がったが、1回TKO負けでベルトを失った。1年後にフェザー級にクラスを上げてノンタイトル6回戦に勝利した試合がラストファイトとなった。戦績は30勝13KO3敗1分1無判定試合。

マクドネルはインスタで「私はベストになるためにベストと戦った。地球上で最高のファイターの1人には届かなかった。この年齢でカムバックしたら恥ずかしい思いをするだろう。私は大いに燃え、人生を生きた」と“悔いなし”をアピールした。最高のファイターとは井上のことだろう。

双子のギャビン・マクドネルは悲願の世界タイトル獲得に向けて現在もリングに上がっている。先月はスペインでヨーロッパ・フェザー級王者に挑み負傷ドローに終わった。

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