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ヘビー級休養王者チャーが3年半ぶりに復帰 ラブジョイに2回KO勝ち

2021年5月16日 9時22分

 前WBAヘビー級レギュラー王者で、現在休養王者のマヌエル・チャー(ドイツ)が15日(日本時間16日)ドイツ・ケルンでリングに上がった。2017年11月以来3年6ヵ月ぶりのリングとなるチャー(36)はクリストファー・ラブジョイ(米)に2回1分9秒KO勝ちを飾った。

 試合は実績で勝るチャーが2回、ラブジョイをコーナーへ送って連打を見舞って倒しフルカウントを聞かせた。3年半前のWBAヘビー級レギュラー王座決定戦以来の登場のチャーは32勝18KO4敗。初黒星のラブジョイ(37)は19勝19KO1敗。

 試合前日、米国のドン・キング・プロモーターが試合の差し止めを訴えてメディアに通達を送った。しかしキング氏はすでにラブジョイをコントロールできない状態になっており、チャーのリングカムバックも可能になった。チャーはWBAレギュラー王者トレバー・ブライアン(米)との対戦を望んでいるが、ブライアンはキング氏の持ち駒のため交渉は難航しそうだ。

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