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田中恒成、カフに2-1判定負けで王座失う ダウンが決め手

2024年10月15日 3時04分

 「PRIME VIDEO BOXING 10」DAY2で行われたWBO・S・フライ級タイトルマッチは挑戦者5位プメレレ・カフ(南アフリカ)が王者田中恒成(畑中)に2-1判定勝ち。4階級制覇王者の田中は初防衛戦に失敗した。

カフに僅差負けで世界王座から陥落した田中㊧

 試合は激戦だった。シャープでコンパクトなパンチを打ち込む田中とカウンターパンチャーと評判のカフがスタートから緊張感あふれる攻防を展開した。2回に左フックを決めたカフは以後、ボディー打ちをねじ込んで攻勢をかける。田中も一歩も引かずにボディー、右強打を返しポイントの振り分けが難しい。

 迎えた5回、右アッパーで攻め込んだ田中にカフの右フックが炸裂。キャンバスに落ちた田中はカウント8で続行されるがダメージがうかがえた。カフはボディー、左右アッパーでチャージ。このピンチを生き延びた田中は6回は挑戦者のボディーを猛攻。7回も攻勢を持続して挽回に努める。

 だが8回、カフは右強打を武器に激しい打ち合いに持ち込む。9回にも右を決めたカフに10回、王者は右ボディーを叩き込んで会場を沸かせる。11回はカフが右を連発して立ち向かえば、田中も懸命に打ち返し、打ち合いの最中にゴングが鳴る。最終回、田中が左ボディーで追い込み、最後、左から右を痛打してカフをのけ反らせたところでゴングが鳴った。

 拮抗したスコアが予想されたが、果たして114-113、114-113、113-114の2-1でカフが番狂わせで戴冠した。カフ(26)は11勝8KO3分無敗。田中(29)は20勝11KO2敗。

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