6日（日本時間7日）に米マイアミのハードロック・スタジアムで予定されていたWBA･L･ヘビー級タイトルマッチがレギュラー王者ジャン・パスカル（カナダ）のドーピング違反によりキャンセル。対戦相手の元2階級制覇王者バドゥ・ジャック（スウェーデン）は代役のデルビン・コリナ（ベネズエラ）とノンタイトル戦を行うことになった。

　両者は2019年12月、ダウン応酬の熱戦を演じて、パスカルが2-1判定勝ち。今回の試合を決着戦と位置づけていたが、パスカルが先週、ドーピング検査で禁止薬物が検出されたため、試合は中止になった。

　ジャックはツイッターで「私たちは第1戦から彼が汚いのではないかと疑っていた。今回の検査でそれが確認された」とパスカルを厳しく批判している。

　代役のコリナはベネズエラの外で試合をするのは初めてで、ビッグネームとの対戦もないが、15勝13KO無敗と好戦績の持ち主だ。WBA･L･ヘビー級はスーパー王者にディミトリ・ビボル（ロシア）が君臨している。

　この日は、元パウンド・フォー・パウンド・キングのフロイド・メイウェザー氏（米）と人気ユーチューバーのローガン・ポール（米）によるエキシビションマッチがメインイベントとなっている。