March
19
Tuesday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

11°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 2022年MVPは井上尚弥 史上最多の6度目受賞 技能賞は寺地拳四朗、殊勲賞は中谷潤人

2022年MVPは井上尚弥 史上最多の6度目受賞 技能賞は寺地拳四朗、殊勲賞は中谷潤人

2023年2月8日 18時02分

 2022年の年間表彰選手が8日決まり、最優秀選手賞にはバンタム級で史上初の4団体統一を成し遂げた井上尚弥(大橋)が選ばれた。井上のMVP受賞は5年連続6度目。6度目の受賞は日本人初の世界王者の白井義男氏、V13王者の具志堅用高氏を抜いて歴代最多記録となった。井上は3年連続6度目のKO賞も受賞した。表彰式は今月22日、東京ドームホテルで行われる。一般の人も若干名、参加可能。https://t.co/y8nz66GlPZ

4団体統一をはたしたバトラー戦

 表彰選手は日本ボクシングコミッションの委託を受けた東西の運動記者クラブボクシング分科会、ボクシング専門メディアが投票によって各賞を決めた。投票総数は36(過半数19)。最初に最優秀選手の投票が行われ、井上が33票を獲得してMVPに選ばれた。各賞は以下の通り。

寺地は2団体統一に成功

【2022年男子表彰選手】
■最優秀選手賞 井上尚弥(大橋) 5年連続6度目
■技能賞 寺地拳四朗(BMB) 初
■殊勲賞 中谷潤人(志成) 2年ぶり2度目

■努力・敢闘賞 阿部麗也(KG大和)
■新鋭賞 武居由樹(大橋)
■優秀選手賞 井岡一翔(志成)、井上、京口紘人(ワタナベ)、谷口将隆(ワタナベ)、寺地、中谷潤
■年間最高試合
IBF&WBAミドル級統一戦(世界)
IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)vs.WBA王者村田諒太(帝拳) 帝拳プロモーション

WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ(国内)
王者吉野修一郎(三迫)vs.中谷正義(帝拳) 帝拳プロモーション
■トレーナー賞 加藤健太(三迫)

◇特別賞 伊藤雅雪(元WBO・S・フェザー級王者)
小澤瑤生(前WBO・S・フライ級王者)
久保隼(元WBA・S・バンタム級王者)
宮尾綾香(前IBFアトム級、元WBAアトム級王者)
故・矢尾板貞雄(評論家)

4月の防衛戦に圧勝した中谷

 井上は22年、6月にライバルのWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)を圧巻の2回TKOで下して3団体統一に成功。12月にはWBO王者ポール・バトラー(英)に何もさせずに11回TKO勝ち。日本選手初の4団体統一を達成した。

 技能賞には21票を集めたL・フライ級2団体統一王者の寺地拳志朗(BMB)が選ばれた。寺地の三賞受賞は初。寺地は3月、前年9月に王座を奪われた矢吹正道(綠)とのダイレクトリマッチに3回KO勝ちでWBC王座を奪い返した。11月にはWBA王者、京口紘人(ワタナベ)との統一戦に7回TKO勝ちし、2団体統一に成功した。

 殊勲賞の中谷は4月、新鋭の山内涼太(角海老宝石)を挑戦者に迎え、格の違いを見せつけてWBOフライ級王座のV2に成功。その後、王座を返上し、11月のS・フライ級進出戦でフランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)に勝利した。吉野修一郎(三迫)との決選投票の末19票を得て受賞した。

Related article
関連記事