戸部洋平7回KO勝ち、溜田剛士は元世界王者に及ばず
2016年4月23日 10時15分
2016年4月23日 9時50分
オーストラリアのメルボルンで22日、IBFパンパシフィックミドル級王座決定戦が行われ、日本S・ウェルター級2位の切間庸裕(折尾)は地元メルボルンのホープ、マイケル・ゼラファにフルマークの判定負けを喫した。
折尾ジムの西村会長によると、切間はリングインと同時にブーイングを浴び、アウェイの洗礼を受ける幕開け。ゴングと同時に前に出る切間に対し、ゼラファがシャープなジャブでこれを阻み、噛み合わない試合展開が続く。ならばと切間は時折、強打で迫ってみるものの、ゼラファのジャブからの右をもらってしまう場面が増える。
それでも切間は決定的なパンチをもらうことなく最後まで前進を続け、逃げ切りを計るゼラファにはぐらかされるまま最終ゴングを聞いた。結局、地元の大声援を受けながらボクシングを続けたゼラファがジャッジ三者が共にフルマーク(120-108)を付ける結果となり、空位のIBFパンパシフィックミドル級王座を獲得した。ゼラファは19勝10KO2敗。切間は22勝15KO6敗2分。
=写真は試合後、健闘をたたえ合う切間(左)とゼラファ、折尾ジム提供=
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