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拓大出身の全日本3位、柴田尊文がB級プロテスト合格

2021年6月13日 20時13分

 拓殖大ボクシング部のL・ウェルター級で活躍した柴田尊文(22)が13日、大阪市東成区のグリーンツダジムで行われたプロテストでB級に合格、グリーンツダジム所属でタイトルを目指す。

8月にデビュー戦を予定している柴田

 柴田は熊本県上天草市出身で中学時代は柔道部。往復4時間をかけて通った熊本市の開新高でボクシングを始め、体力を生かして成長、主将を務めた。国体3位に入り、17年に1年上の重岡優大(現ワタナベ)の後を追って拓大に入学。1年生から関東大学リーグのL・ウェルター級でポイントゲッターになり、梅村錬(現岩手県体協)のスパーリング相手になるなどして18年の全日本選手権では3位の成績をあげた。

 今春、大学卒業後は寿司チェーン店の就職が内定していたが、「どうしてもボクシングを続けたい」と拓大で特別コーチを務める島田信行・グリーンツダジムチーフアドバイザー(59)を頼って、大阪でプロ入りすることになった。

 プロテストはジムの先輩、元日本王者、矢田良太と3ラウンドのスパーリング。元王者の打ち下ろしの右フックに屈することもなく、ジャブから右フック、ボディ連打と破壊力を秘めた動きをみせた。

テストでは元日本王者の矢田とスパーリング

 矢田は「パンチ力というより、体の当たりが強い。体重が変わらないので、これからはジムでスパーリングを積んで、お互いに技術を磨きたい」と頼もしい後輩誕生に笑顔。柴田は「アマではボクシングに限界を感じることもあったが、プロで鍛えてベルトを目指していきます。天草に住む祖父母を喜ばせたい」と抱負を語った。

 本石昌也・グリーンツダジム会長は「8月8日に予定している大阪・枚方市での自主興行でデビューさせたい」と重量級ホープに期待を寄せていた。

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