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元王者ポベトキン引退 ヘビー級主要キャストとして10年活躍

2021年6月14日 10時07分

ヘビー級主要キャストの一人として長年活躍してきたアレクサンデル・ポベトキン(41=ロシア、写真)が現役引退を表明した。12日にロシアのサンクトペテルブルクで記者会見を開いて発表した。

リング誌によると、ポベトキンは「何年も犠牲を払ってきた。私には治療しなければならないけががいくつもある。キャリアを終えるときが来た」と引退宣言をしたという。

ポベトキンは2004年のアテネ五輪スーパー・ヘビー級で金メダルを獲得。翌年、プロに転じてドイツを拠点にキャリアを重ね、11年にルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)を下してWBAヘビー級正規王座を獲得した。

13年にWBAスーパー王座を含む3冠王者だったウラジミール・クリチコ(ウクライナ)と“統一戦”を行って判定負け。キャリア27戦目にして初黒星を喫した。その後、再起して連勝を重ね、18年に3冠王者のアンソニー・ジョシュア(英)に挑戦してTKO負けした。

20年8月にはWBC暫定王者ディリアン・ホワイト(英)と対戦し、4回に2度のダウンを喫しながら、5回に強烈なアッパーで逆転KO勝ちして健在ぶりをアピール。しかしこれが“最後の一花”となり、今年3月の再戦でTKO負けして引退を決意した。

プロ通算戦績は40戦36勝25KO3敗1分。ヘビー級大型化時代では小柄な部類の選手(身長188センチ)だったが、強打とタフネスで第一線にとどまり続けた。16年にはドーピング違反が発覚し、試合を2度キャンセルして物議を醸したこともあった。Photo by SUMIO YAMADA

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