ウェルター級ビッグマッチ パッキャオvs.スペンス T-モバイル・アリーナに決定
2021年6月24日 12時39分
2021年6月23日 17時47分
あす24日、後楽園ホールでゴングとなるWBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチの計量が23日、都内で行われ、チャンピオンの山内涼太(角海老宝石)がリミットの50.8キロ、挑戦者5位の中山祐太(一力)が50.7キロで合格した。
WBA2位を筆頭にWBO7位、IBF11位にランクされる山内(23=7勝6KO1敗)は世界上位ランカーにもかかわらず、「世界を意識するなんて言ったら生意気なんで」とこれには殊勝な発言。アマチュア経験が豊富とはいえキャリアが浅いこともあるのだろう。今は地力を高めることに全力を注いでいる。
定評のある攻撃面では左のジャブ、守っては距離感を磨いて被弾を少なくするのが課題だ。「もらったらすぐにムキになってしまうので、そうならないようにしたい」と山内。練習以外でも尊敬する同門の技巧派、元IBF・S・バンタム級王者の小國以載から日々アドバイスをもらい、レベルアップに余念がない。
角海老勢は鈴木雅弘がTKO勝ちで日本S・ライト級王座を獲得し(その後返上)、先日はS・フライ級王者の福永亮次が豪快なノックアウトで日本&WBOアジアパシフィック王座の防衛に成功した。山内は「自分も続きたい。インパクトのある試合をしたい」とKO勝利を意識。少しでもアピールして、世界への階段を一段登るつもりだ。
チャレンジャーの中山祐太(25=8勝5KO3敗1分)は今回がタイトル初挑戦となる。計量後の取材で中山は「ベルトどうこうより強い山内選手と勝負して、自分がどれだけできるのか。すごく楽しみです」と意気込みを語った。
一力ジムに移籍して初戦で迎えるタイトルマッチ。この3ヶ月間はエディタウンゼント賞トレーナー、田中栄民氏の指導を受け、「パンチの打ち方、強弱、コンビネーション、脚裁き。今までの自己流だったので、自分の知らないことをだらけだった。成長できたと思う」と短いながらも身につけたことには手応えを感じている。
福島の野球名門校、聖光学院高で野球部に所属し、ベンチ入りはかなわなかったもののチームは3年連続で甲子園に出場。卒業後にボクシングに転じた25歳は「移籍初戦でいきなりタイトルマッチは運がいい。このチャンスを絶対にものにします」と番狂わせを誓った。写真=角海老宝石ジム提供
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