26日（日本時間27日）米アトランタのステートファーム・アリーナでゴングとなるWBA･S･ライト級王者マリオ“エル・アステカ”バリオス（米）と挑戦者ジェルボンテ“タンク”デービス（米）のタイトルマッチの会見が24日、同地のオムニ・アトランタ・ホテルで行われた。試合はWBA･S･フェザー級スーパー王者&WBAライト級レギュラー王者のデービスが3階級制覇を目指してバリオスに挑む。

　挑戦者ながらAサイド（主役）のデービス（24勝23KO）は「彼は誤解している。それは身長で上回るだけでなく私よりも強いと思っていることだ」と体格のハンディを指摘されることに反論。そして「140ポンド（S･ライト級）へ進出することは（今後に向けて）大きなチャンス。自分のパフォーマンスを披露することが待ちきれない。ファンが求めているグレートファイトを実行する」とアピールした。

　一方、2度目の防衛戦となるバリオス（26勝17KO）は「私はサイズのアドバンテージを活用してタンクを悩ませるプランを実行する。キャンプで行ったすべてのことを披露して勝つ」と自信をのぞかせた。

　そのキャンプはカリフォルニアで名将バージル・ハンター・トレーナーに師事した。「バージルのおかげで、どんな局面にも対応できる。（デービスのメイウェザー・プロモーションは）今後、彼にビッグプランを抱いているけど、土曜日それをすべて台無しにしてみせる」と語った。

　セミではWBC･S･ウェルター級1位エリクソン・ルービン（米）が前同級WBAスーパー&IBF王者ジェイソン・ロサリオ（ドミニカ共和国）とWBC挑戦者決定戦を行う。イベントはＰＢＣ（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）が主催し、有料チャンネルのショータイムが全米へＰＰＶ中継する。Photo from Amanda Westcott/SHOWTIME