あす9日（日本時間10日）、米ロサンゼルスのバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムに出陣するWBA女子世界フライ級王者の藤岡奈穂子（竹原&畑山）とWBO女子世界L・フライ級王者の天海ツナミ（山木）が前日計量に臨み、藤岡は50.7キロ、挑戦者のスレム・ウルビナ（メキシコ）がリミットの50.8キロ、天海が48.6キロ、挑戦者セニエサ・エストラーダ（米）がリミットの48.9キロで合格した。

　念願のアメリカデビュー戦となる藤岡（45＝18勝7KO2敗1分）は「今回も減量が楽だったのでストレスなく食べながら調整できました。あとはやるだけです！」と元気なメッセージを日本に届けた。

　天海（36＝28勝16KO12敗1分）は「チャンピオンとしてきっちり勝ちたいと思います」と気合い十分。無敗のエストラーダ（29＝20勝8KO）はGBPのバックアップを受け、ミニマム級に続く2階級制覇を狙っている逸材だけに、プロスペクトを撃破してアメリカで名を上げる意気込みだ。

　イベントのメインは、無敗の元S･ミドル級ヒルベルト・ラミレス（30、メキシコ＝41勝27KO）が世界挑戦経験のあるベテラン、スリバン・バレラ（39、キューバ＝22勝14KO3敗）とL・ヘビー級12回戦を行う。