“2世ボクサー”日本フライ級2位の畑中建人は判定勝ち 富士市の前座から
2021年9月6日 9時55分
2021年9月6日 9時46分
5日午後ふじさんめっせ(静岡県富士市)で行われた駿河男児ジム主催の興行「Desafio 9」には地元期待のサウスポー木村蓮太朗(駿河男児)がメインのS・フェザー級8回戦に登場。日本同級12位の齊藤陽二(角海老宝石)の強打を浴びて初回と4回にダウンを喫する予想外の展開となったが、後半追い上げて3-0の判定勝ちにこぎつけた。これで木村はアマの元全日本チャンピオンの実績を引っ提げプロ転向以来5連勝3KOをマークしている。
「これまで一番苦戦した試合……」と勝った木村が認めたこの日の一戦。「静岡から世界チャンピオンを目指す」と公言してプロ転向したホープが初回齋藤の右を受けてダウンを奪われたのだから意外だった。2、3回と立ち直りかけたものの、4回にも同じような齋藤の強打を浴びてダウン。「心が折れかけた」と後で告白したほど絶体絶命のピンチに立たされたのだ。
これが地元のリングでなかったら、本当に心が折れてしまったかもしれない。しかし木村は会場の支援者たちの応援する姿に自らを奮い立たたせ、踏み留まった。鼻血に苦しみながらもその後は「残り(4ラウンド)を全部取るつもりで行った」(木村)。プロで3勝(1敗2分)は全KOという齊藤の右強打は脅威的だったが、木村はこれを外しながら右ジャブ、左ストレートと決め、さらに執拗なボディー攻めで木村の戦力を削いで行った。8回を終えると、スコアは76-75、76-74(2人)の3-0判定で木村の手が上がった。
アマ時代から両手を下げた構えがトレードマークだった木村。時によけそこねても効いたパンチを受けたことがなかったというが、この日の2度のダウンで「今後はもっとディフェンスを意識して練習したい」と大いに反省。スタイルの変更も示唆していた。
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