11月28日後楽園ホールでゴングとなる女子世界ダブルタイトルマッチの予備検診が26日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。WBA女子世界L･ミニマム級王者の宮尾綾香（大橋）と指名挑戦者グレッチェン・アバニエル（フィリピン）、IBF女子世界ミニフライ級王座決定戦に出場する同級1位ナンシー・フランコ（メキシコ）と同6位の江畑佳代子（ワタナベ）が出席した。

　検診会場は終始なごやかな空気に包まれた。意気込みを問われた宮尾は「防衛は3回目となりますが、気負わず目の前の試合に集中したい」と一戦必勝の構え。アバニエルは「タイトルマッチが待ちきれない。私はどんな展開でも柔軟にと対応できる」とコメントした。

　今回が3度目の世界挑戦となる江畑は階級を落としてのチャレンジだけに、減量は「6年ぶりのウエートなのできついはきつい」とのこと。ただしそこはベテランらしく2ヵ月かけて6キロ落とし「この試合にかけている度合では負けていない」と3度目の正直に並々ならぬ意欲を見せた。一方のフランコは「心身ともに準備はできている。もともとミニマム級なのでウエートはまったく問題ない」と落ち着いた口調で語った。検診の主な結果は以下の通り。

　　　　宮尾　　アバニエル
身長　　153.4cm　153.2cm
首周り　31.5cm　 32cm
胸囲　　79.2cm　 77.5cm
リーチ　153cm　　160cm

　　　フランコ　　江畑
身長　　154.5cm　161.2cm
首周り　34㎝　　 33cm
胸囲　　83.5cm　 77.5cm
リーチ　158cm　　154.5cm