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訃報 日本初の世界ミドル級王者 竹原慎二を育成 宮下政生・元沖ジム会長逝去 

2022年1月23日 9時55分

 元沖ジム会長の宮下政生さんが22日朝、死去した。ステージの進んだがんと診断され、闘病生活をおくっていた。78歳だった。

95年WBAミドル級王座を獲得した竹原と宮下さん(右)

 宮下さんは広島県安芸郡出身。協栄ジム初期に入門し、バンタム級のハードヒッターとして日本ランキング中堅選手として活躍した。66年からハワイを中心に海外リングで10戦以上をこなし、協栄ジムの米国・コネクションのさきがけとなった。本場のリングでもスリリングな試合ぶりで人気を博したが、40戦以上をこなしたもののタイトル挑戦の機会はついに訪れないまま69年に引退。

 その後は古巣の協栄ジムでトレーナーを務めた後1992年に設立された沖ジムの会長として迎えられ、95年12月、同郷の竹原慎二を日本人初の世界ミドル級チャンピオンに育てた。04年に沖ジムが閉鎖となった後は一トレーナーとして再出発。オークラジムや渡嘉敷ジム等、元協栄OBのジムで後進の指導に当たっていた。

 宮下さんの名前はデビュー時は「功」だったが、その後「ロッキー宮下」を名乗ったことも。引退後も政や攻などと表記されることがあった。

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