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あす井上拓真と和氣慎吾が激突 WBOアジアパシフィックS・バンタム級戦は「世界への通過点!」

2021年11月10日 18時38分

 あす11日、後楽園ホールでゴングとなる「フェニックスバトル」の計量が10日都内で行われ、実力者同士の対決で注目のメインイベント、WBOアジアパシフィックS・バンタム級王座決定戦に出場する同級2位の井上拓真(大橋)はリミットの55.3キロ、同3位の和氣慎吾(FLARE山上)は55.0キロで合格した。

井上拓真

 元WBCバンタム級暫定王者の拓真(14勝3KO1敗)は19年11月、正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に敗れてプロ初黒星を喫した。今年1月の再起戦で栗原慶太(一力)に勝利してOPBFバンタム級王座を奪取。この王座をすぐに返上して1階級上げてのタイトルマッチに臨むことになった。

 クラスを上げた拓真は「気持ちに余裕ができた分、ストレスなく落とすことができた」と階級アップを歓迎。長身サウスポーの実力者、和氣を迎えることになるが、「見据えているのは世界だけなので、ここは通過点として何が何でも勝ちたい」、「集中すれば負ける相手じゃない」と勝利に自信を見せた。

和氣慎吾

 和氣(27勝19KO6敗2分)はOPBF・S・バンタム級王座を5度防衛し、IBF同級王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)挑戦に失敗したあと日本タイトル獲得に成功。19年10月の無冠戦でジュンリエル・ラモナル(フィリピン)にまさかの敗北を喫したものの、昨年8月に再起してあすの一戦を迎えることになった。

 4月にいったんは決まった元IBF同級世界王者、小國以載(角海老宝石)との世界ランカーマッチが小國のけがで流れる不運に見舞われたものの、名前のある拓真との対戦が巡ってきたのだからラッキーと言えるかもしれない。再び世界を目指す34歳は「明日の試合に勝てば胸を張って世界と言える。1ラウンドから圧倒して圧勝します」と力強かった。写真提供=大橋ジム

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