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カシメロ急病で防衛戦中止 悪条件で気持ち低下? バトラー×アグベコで暫定王座決定戦

2021年12月11日 8時52分

 明日11日、アラブ首長国連邦のドバイで防衛戦が予定されたWBOバンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン=写真)が出場できなくなった。カシメロ(32)は1位ポール・バトラー(英)との指名試合が組まれていた。フィリピンと米国メディアは、カシメロはウイルス性胃腸炎に感染した、重度の脱水症状に陥ったなどと伝える。そのためカシメロは前日の計量を拒否した。

 WBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)とともにWBAスーパー&IBFバンタム級王者井上尚弥(大橋)のライバルに君臨するカシメロだが、今回は調整に問題があったともいわれる。ドバイ入りしてからもホテルの部屋にこもりっきりだったという。

 明日バトラーは急きょ元IBFバンタム級王者で8位のジョセフ・アグベコ(ガーナ)と対戦することになり、WBOはこれを暫定王座決定戦に承認した。

 カシメロvs.バトラーはドネアのプロモーター、リチャード・シェーファー氏が旗揚げした「プロブレム」が10月、入札で開催権利を獲得。その金額は10万5000ドル(約1190万円)。その75パーセントに当たる7万8750ドル(約890万円)をゲットするはずだったカシメロだが、最近の試合報酬と比べると極端に低く、モチベーションに影響したという見方がある。またカシメロはマネジャーのショーン・ギボンズ氏(MPプロモーションズ)との関係が悪化しているとも伝えられる。

 明日のイベントはIBFフライ級王者サニー・エドワーズ(英)vs.挑戦者ジェイソン・ママ(フィリピン)がメインにシフトして開催される。Photo by SUMIO YAMADA

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