東日本ボクシング協会月間賞選考委員会は11月の月間三賞を発表した。最優秀選手賞にはWBOアジアパシフィックS･バンタム級新王者となった井上拓真（大橋）が選ばれた。

　元WBCバンタム級暫定王者の拓真は空位の王座をかけて元OPBF、日本S･バンタム級王者の和氣慎吾（FLARE山上）と対戦。4回にダウンを奪った井上は安定した戦いぶりで実力者の和氣に117-110×3の判定勝ちを収めた。

　敢闘賞には日本L･フライ級王者の岩田翔吉（帝拳）が選ばれた。岩田は王座決定戦で芝力人（真正）と拳を交えて9回TKO勝ち。早大出身の岩田はデビューから7連勝（5KO）で新チャンピオンに輝いた。

　新鋭賞に選ばれたのは藤岡飛雄馬（宮田）。ノーランカーの藤岡は日本S･バンタム級7位で世界挑戦経験もある高橋竜平（横浜光）との8回戦で、2度のダウンを奪って判定勝ちを収めた。