WBOアジア王座獲得の井上拓真が11月の月間MVP 新日本王者の岩田翔吉が敢闘賞
2021年12月13日 19時35分
2021年12月13日 16時14分
井上尚弥(大橋)のバンタム級4団体統一の行方は――。挑戦者アラン・ディパエン(タイ)との防衛戦を翌日に控えた13日、横浜市内で開かれた計量と記者会見では、メディアから井上の4団体統一の行方に関する質問が相次いだ。
先週末にWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)が暫定王者レイマート・ガバリョ(フィリピン)に4回KOの快勝で防衛に成功。一方のWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)は病気を理由に試合をポール・バトラー(英)との試合をキャンセルした。
ドネアの勝利をモチベーションアップの材料とした井上は、カシメロに関して「まだはっきりした判断が出ていないのでコメントする必要がない。しっかりとした情報が出てきたら判断したい」と慎重な立場。ドネアに関しては「4団体統一に向けて必要なベルトを持っているのがドネア。そこにはこだわっていきたい」と話した。ドネアは11日の試合後、あらためて井上との再戦を希望している。
大橋秀行会長は来春に実現させたい3団体統一戦について「カシメロがどうなるのかまだ分からない。やれるほうとやりたい。どっちが相手でも面白いんじゃないですか」と話し、現時点ではどちらが優先ということはないという考えを示した。
WBOはカシメロに対して診断書の提出を求めている。カシメロの棄権後、WBOが急きょ承認した暫定王座決定戦を拒否したバトラー陣営の意向もあり、WBO王座の行方は見通しが立ちづらくなっている。
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