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ヘビー級統一王者ウシクにウクライナ出国許可との報道 本人は去就を明言せず

2022年3月23日 12時23分

 ロシアの軍事侵攻で緊張するウクライナ危機の中、ウクライナ政府がヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ=写真)に対してトレーニングを実行するため出国を許可したと、ESPNが報じた。

 ウシクは3タイトル(IBF&WBO&WBAスーパー王座)を奪取した相手、前王者アンソニー・ジョシュア(英)とのダイレクトリマッチが交渉中だった。しかしロシアのウクライナ侵攻が始まると領土防衛隊に参加。彼のマネジャーも本人も「ジョシュアとの再戦交渉は白紙に戻った」と発言していた。

 今のところウクライナ政府がどういう理由でウシクに許可を出したかは不明。ウシク自身は態度を保留しているという。親友の元ライト級王者統一王者ワシル・ロマチェンコは最近、内定していたライト級統一王者ジョージ・カンボソス(豪州)挑戦を辞退してウクライナにとどまる決意を表明した。ウシクの決断が注目される。

 ウシクが自国にとどまると、ジョシュアは調整試合を行う可能性がある。相手に英国の王者候補ジョー・ジョイスの名前も挙がっていたが、ジョイスは元WBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)と対戦する見込みだと言われる。Photo by SUMIO YAMADA

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