日本ボクシングコミッション（JBC）は24日、元WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔（33＝花形、写真）を戒告処分にしたと発表した。3月16日付け。

　木村は昨年12月18日、JBCの事前の許可なく中国の武漢で開かれた格闘技イベントに出場し、木村がスパーリング相手に投げ飛ばされる映像がSNSで拡散されて問題が発覚。JBCが事情を調べ、今回の処分となった。木村は事前にボクシングルールのエキシビションだと聞かされていたと釈明した。

　木村の処分と同時に、花形ジムの花形晋一マネジャーが管理監督責任を問われて戒告処分、同じく花形進会長が厳重注意処分となった。

　木村は2017年7月、中国でゾウ・シミン（中）を下してWBOフライ級王座を獲得、中国でも知名度を高めた。王座陥落後の20年2月以降、公式戦から遠ざかっていた中でのエキシビション出場だった。