先週土曜日7日（日本時間8日）米国で注目マッチを放映するHBOとショータイムが時間帯が重なるかたちで、複数の試合を放送。その視聴件数が発表された。ショータイムは東部時間の午後8時（西部時間午後5時）から4試合を放送（そのうち世界戦は3試合）。HBOは東部時間の午後9時45分（西部時間6時45分）から3試合（世界戦は1試合）を放送した。

　平均視聴件数はHBOが51万8000件、ショータームが48万9000件。このうちHBOのセミファイナル格で行われたジェームズ・カークランド（米）×グレン・タピア（米）のS･ウェルター級10回戦は終始激しい展開で沸かせ、カークランドがタピアを6回TKO。71万8000件をマークし、この日の両局のトップの数字となった。2位はショータイムのメインで行われたポール・マリナージ（米）×ザブ・ジュダー（米）のブルックリンン対決で、マリナージが判定勝ちした試合は64万件だった。

　HBOのメインイベントでは「テレビ受けしない」という理由でリング登場が延びていたギジェルモ・リゴンドウ（キューバ）がジョセフ・アグベコ（ガーナ）と防衛戦。55万件をマークしたが、これはHBOの「ボクシング・アフター・ダーク」シリーズ17年間のメインイベントでは最低の数字だった。（平均視聴件数がこれより低いのは最初に放送されたマシュー・マックリン（英）の試合が40万件そこそこだったため）

　ショータイムは1試合目のサキオ・ビカ（カメルーン＝豪）×アンソニー・ディーレル（米）が44万6000件。続くエリスランディ・ララ（キューバ）×オースティン・トラウト（米）が42万9000件。王者交代となったショーン・ポーター（米）×デボン・アレキサンダー（米）は51万5000件だった。

　今週土曜日14日にはサンアントニオでエイドリアン・ブローナー（米）×マルコス・マイダーナ（米）をメインとする4つの世界戦がショータイムでオンエアされる。これまでHBOとショータイムを通じて、平均130万件を記録したブローナーがどんな数字を残すか注目される。