戦わざるライバル激突 WBAミニマム級王者ノックアウト きょう元WBC王者ワンヘンと防衛戦
2022年7月20日 9時48分
2022年7月19日 15時00分
ヘビー級3団体統一戦、王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)vs.挑戦者前王者アンソニー・ジョシュア(英)まで1ヵ月あまりとなった。メディアを通じて伝えられるニュースで両者は順調な仕上がりぶりを強調している。試合は8月20日、サウジアラビアのジッダでゴングが鳴る。
昨年9月、敵地ロンドンでジョシュアを攻略して一気に統一王者に君臨したウシクは中東ドバイでトレーニング。スパーリング・パートナーを務めるヌスラン・アマンザロフ(カザフスタン)はジョシュアとの初戦でもウシクをサポートしたがパワーアップぶりに舌を巻く。
英国スカイスポーツの取材で「ウシクは身長2メートル級の選手を何人も帰宅させた。私は幸い残れたけど体の節々が痛くてしょうがない」と悲鳴を上げる。ちなみにアマンザロフ(29歳)は300戦以上のアマチュアキャリアを誇り、プロで4勝3KO無敗のホープ。共同マネジャーも「ウシクは怒るように全力でトレーニングに励んでいる。ジョシュアは前回以上のトラブルに陥るだろう」と保証する。
一方、雪辱を期すジョシュアを受け持つ米国の売れっ子トレーナー、ロバート・ガルシア氏は「これまで私は14人の世界チャンピオンを育てた。彼は15人目で私にとり最初の世界ヘビー級王者になるだろう。これはビッグなことだ。私にとって本当に大きなことだ」と初めてタッグを組む愛弟子の勝利を信じる。
同氏は実弟の元4階級王者マイキー・ガルシア、元S・ライト級2団体統一王者ホセ・ラミレス、WBC・S・フライ級王者ジェシー・ロドリゲス(いずれも米)らに続く新王者誕生を確信。「初戦でアンソニーは間違った試合をした。でも今、彼は違った人間になった」とトレーニングの成果をアピールする。
オッズは今のところ、およそ2-1ウシク有利と出ている。
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