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フェザー級新チャンピオン“天才”阿部麗也「獲ったから語れる」世界への思い

2022年7月19日 13時38分

 さる5月、丸田陽七太(森岡)に12回判定勝ちで日本&WBOアジアパシフィック・フェザー級新チャンピオンとなった阿部麗也(KG大和)。細野悟をアップセットで破って注目を浴びたのがもう5年近く前だから念願のタイトルまで長くかかったが、3度目のチャレンジを見事実らせた。自ら「天才」と称する自信家のサウスポーはようやく今、この先に目を向ける――。(船橋真二郎)=ボクシング・ビート8月号より=

阿部は試合から1週間で練習を再開した

 近未来のチャンピオンと目されながら、過去2度の日本タイトル獲りが失敗に終わった阿部麗也。さる5月15日、丸田陽七太を攻略して2年8ヵ月ぶりのチャンスをものにし、一気に2本のベルトを手に入れた。

「いろいろ足踏みしての3度目だったんで、もちろん嬉しかったですけど、獲ったら、また今度は次に行かないとなっていう気持ちになってますね」

 念願のタイトル奪取から1週間ほどで練習を再開。すでに3日後には仕事に復帰していた。自動車部品メーカーで働くフルタイムの正社員がもうひとつの顔。大きくカットした傷跡と腫れが残る右目、週末につまった祝勝会の予定以外は、すぐに「いつも通りの生活に戻った」という。

「まだまだ先を見ているんで、満足はしてないです」と試合直後のリング上で語っていた。5年前に元王者のベテラン細野悟(大橋)を下して以来、阿部は長らく世界ランカーの立場にあった。ベルトが加わったことで「ようやく次のステージに向かえる」というのが率直な思いだ。

「いつでも世界に行けますよ、なんて、いくら世界ランキングに入っていても言えなかったのが、ベルトを獲ったことで、自信にもなったし、俺はもう世界に行くぞと言えるので。だからこそ、ここでは全然、満足できないです」

 勘に優れ、カウンターを主武器にしてきた技巧のサウスポーは、これまでにない一面を披露した。前に踏み込んで、インファイトを仕掛けた。丸田を再三、ロープ際に押し込み、左右のパワーパンチを打ち込むなど、随所に攻撃的なスタイルを見せた。

「今回の試合で、やってきたことはよかったんだと感じられたし、ああいう勝ち方ができて、自分の求めるスタイルの完成形が見えてきました。前に出てよし、引いてよし、みたいな。ここから、そのレベルをさらに上げていきたいと思ってます」

 自信があった中間距離の攻防で佐川遼(三迫)に敗れ、2度目のチャンスを取り逃した時、攻撃的なオプションの必要性を痛感させられた。デビュー前からコンビを組んできた片渕剛太会長と本腰を入れて習得に取り組んだ。…

 阿部のみる国内フェザー級戦線、そして阿部のこの先のビジョン――記事全文は発売中のボクシング・ビート8月号に掲載しています。
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