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元フライ級王者アカバロ死去 海老原博幸、高山勝義、田辺清と対戦 王者のまま引退

2022年9月16日 13時00分

元世界フライ級王者オラシオ・アカバロ氏(アルゼンチン=写真)が13日、帰らぬ人となった。87歳だった。長年、アルツハイマー型認知症で闘病生活を送っていた。

ブエノスアイレス出身。アルゼンチン、南米フライ級王者に就き、世界フライ級王者サルバトーレ・ブルニ(イタリア)にノンタイトル戦で判定勝ち。ブルニがはく奪された王座を海老原博幸と争う予定だったが、海老原が拳を負傷したため中止となった。

1966年3月、東京で高山勝義と王座決定戦を行い、2-1判定勝ち。プロ74戦目でWBA世界フライ級王者に就き、創設間もないWBC王者にも君臨した。

同年7月、ブエノスアイレスの老舗会場ルナパークで海老原の挑戦を受け15回判定勝ち。同じく12月、同会場でエフレン“アラクラン”トーレス(メキシコ)に判定勝ちで2度目の防衛。翌年2月、ローマ五輪銅メダリストの田辺清に無冠戦で判定負けした。

1967年の田辺戦

プロ2敗目を喫し田辺と防衛戦を行う運びだったが田辺が網膜剝離を患い中止。67年8月、再び海老原とルナパークで対戦し判定勝ちで3度目の防衛に成功。これがラストファイトになり、王者のまま33歳でグローブを吊るした。生涯戦績は72勝34KO2敗6分。サウスポーのテクニシャンタイプでやりにくさも武器とした。

現地ニュースによると今週土曜日17日、ブエノスアイレスで開催されるプロ、アマチュア合同のイベントで同氏の記念セレモニーが予定されている。

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